マッスル メモリー と は。 マッスルメモリーってなに?仕組みや期間を紹介

10年持続すると噂のマッスルメモリーとは?戻るまでの期間はどれくらい?

マッスル メモリー と は

マッスルメモリーってなに? 毎日継続することが大切で、わずかでも体を動かす時間を設けることが求められる筋力トレーニングですが、思うように時間がつくれない時やケガや病気で運動できないこともあります。 このような状況になると焦って精神的に追い込まれる真面目な方もいますが、 人間の体はとても機能的に構成されていて、一度鍛えた筋肉の状態をしっかり記憶しており、そのことをマッスルメモリーといいます。 だからと言ってさぼり気味に進めても良いということではありませんが、マッスルメモリーの存在を知っておきますと、今後のトレーニングの進め方も大きく変わります。 筋力トレーニングを休むと体はどうなる? では筋力トレーニングを休んだ場合、人間の体ではどのような変化が内側で起こっているのでしょう。 通常筋力の低下が開始されてしまい、筋力トレーニングを休んだことで日々の運動で刺激されていた部分が刺激されなくなるので、当然休止状態に陥ります。 その休止の期間が短ければ、筋力トレーニングを再開した段階で元通りに戻りますが、そのまま放置してしまいますと、体が勝手に不要な筋肉と判断されてしまい、筋肉が減ることになります。 筋力トレーニングを行っていた期間や運動量によっても変わりますが、 長く続けていた方ほど減少するスピードは遅いようです。 それでも1か月程度筋力トレーニングを休んでしまいますと、あっという間に元通りのいつもの体つきになるようです。 マッスルメモリーは一度定着すると一生ものと考えて良いの? 一度鍛えた筋肉のことを記憶できるマッスルメモリーは、ちょっとのトレーニング期間で備わる物でもなく、残念ながら一生維持できるものでもありません。 長く筋力トレーニングをしていた方ほど、一定期間休みの状態に入ってもマッスルメモリーは機能するようですが、1か月や2か月の筋力トレーニングをしただけで、機能的なマッスルメモリーを頼っては、まだ十分力を発揮できませんので体も短期間で元通りです。 仕事や体調によって思うように時間が設けられないのが辛いところですが、あまりマッスルメモリーばかりを頼る筋力トレーニングは好ましくありません。 マッスルメモリーの仕組みは? 人間の体の不思議な部分となるマッスルメモリーですが、どのような仕組みで機能的な働きをするのでしょう。 詳しく紹介しますので、是非参考にして下さい。 マッスルメモリーの仕組みを知ろう! どのような仕組みによってマッスルメモリーが働いているのかと言いますと、一つは 筋力トレーニングによって筋繊維内の核の数が増えているとされています。 筋力トレーニングを継続することで、増えた核がそのまま少なく減少すること無く維持されているとされています。 もう一点は、 筋力トレーニングによって筋繊維が増えているとされていて、核の数と同様に筋力トレーニングによって増えた筋繊維が、トレーニングを休んでも減少しない可能性があり、仮に萎縮してしまっても筋繊維の数自体の減少がないことが、マッスルメモリーが機能的働く仕組みとなります。 仕組みを理解してマッスルメモリーを活かした筋力トレーニング 筋力トレーニングをする方の保険や保証のような心強い存在であるマッスルメモリーは、あまり頼りにしすぎてしまうのも問題ですが、時に思うように筋力トレーニングができなかった時でも、今までの努力が水の泡…と考えずマッスルメモリーを上手に活用すると良いでしょう。 少しの頑張りでまた元通りに戻れる!と考えますと、様々な事情で筋力トレーニングができなかった時があってもまたやり直しができます。 マッスルメモリーの期間っていつ? 筋力トレーニング頑張る人にとって頼れる存在となるマッスルメモリーですが、期間はどのようになっているのでしょう。 男女差や体型の差、筋力トレーニングを続けている期間など個人差がありますが、知っておいた方が良い期間について紹介します。 あの頃に戻りたい…そんな方に朗報です 年齢を重ねることで体力や筋力が衰え、体型が変化してしまう方もいるでしょう。 若い時はすごかった…あの時の自分をもう一度…などと思っている方が多いのではないでしょうか。 昔の頑張りを記憶できるマッスルメモリーですが、10年前に努力したことを記憶している可能性が十分あるので、少しの筋力トレーニングで再び当時のような体つきや動きが再現できるかもしれません。 年齢だけで判断してしまうのではなく、 何か目的があってマッスルメモリーの機能を活用する場合は、諦めずに試してみることです。 鍛えていた期間も重要です 何年間休んでしまった…ということでマッスルメモリーの機能を判断することが多いですが、休んでいた期間と共に休むまでどの位トレーニングをしていたかも重要です。 例えば5年間頑張って筋力トレーニングをしていた方と1か月しか筋力トレーニングをしていなかった方では、運動量や鍛えた筋肉量が大きく変わります。 何年休んだと共に何年運動していて何年休んでいるのかがとても重要になります。 マッスルメモリーの豆知識 様々な観点からマッスルメモリーについて紹介してきましたが、ここではまだまだ知られていないマッスルメモリーのことを、更に詳しく紹介します。 フルマラソンにも活かせる?マッスルメモリー 最近では一般の方が楽しく参加できるフルマラソンのイベントが多く、地域活性化などの意味もあって、開催地域以外からも多くの人が集まって楽しみながら参加できます。 しかし思ったようにトレーニングが詰めず、フルマラソンを完走できるようになるには数年練習を積んで時間を掛ける必要があるとされています。 しかしここでも マッスルメモリーの機能が役立ち、以前鍛えていた経験がある場合は筋肉が昔の努力を覚えていますので、他の方よりも早くフルマラソン完走を目指せます。 マッスルメモリーはゴルフにも大切です 男女年齢を問わず楽しめるゴルフは、以前はお金持ちのスポーツのイメージでしたが、最近では低価格でラウンドを回れるプランが多く、ウエアもお洒落が楽しめるなどの理由が加わり、競技人口が増えています。 ゴルフを楽しむ方にもマッスルメモリーは大活躍で、冬場ラウンドに出られなかった時のブランクや、一緒に楽しむ仲間と上手くスケジュールが合わないなどの理由で休んでいた場合でも、 体にしみ込んだスイングやフォームを筋肉が記憶しています。 男女も年齢も関係無く、早い段階で元通りのプレイを楽しめるはずです。 まとめ いかがでしたか。 マッスルメモリーは筋力トレーニングをしない方にとってはあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、今後スポーツを楽しむ時などにも活用できる知識となるはずです。 人間の体には無限の可能性が秘められていて、それぞれの事情でトレーニングが継続できなかった時でも、しっかり体が覚えていてくれます。 あまり完璧を目指して筋力トレーニングをしてしまうと苦しくなりますが、マッスルメモリーを上手に活かしながら、是非今後も鍛える時間を設けてみてはいかがでしょうか。

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運動しないと筋肉はどのくらい落ちるのか 「マッスルメモリー」

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別の意味でのマッスルメモリー マッスルメモリーには再トレーニングで容易にもとの筋肉状態に戻せるという意味以外に、複雑な筋肉の動きを繰り返して練習することによって、 筋肉が動きを記憶してその複雑の動きの組み合わせをより容易に、スムースに、正確に実行することができるという意味もあります。 楽器や自転車、キータイプなどが練習によってできるようになるのはマッスルメモリーによるものであると言われています。 実際の記憶は筋肉ではなく脳に有るとされ、通常のいわゆる記憶は海馬を中心としていますが、運動の記憶は脳全体に渡っているとされています。 身体の記憶は存在するか? 脳以外の器官に記憶が宿るというのは少々スピリチュアルじみていて科学的ではないような印象を受ける人もいるのではないのでしょうか? しかし体の中には脳以外の部分に記憶が残るという現象が存在します。 免疫 抗体産生 :一度感染すると免疫の記憶が生じて再感染時に強い免疫応答を示します。 細胞位置の記憶: 線維芽細胞などは存在していた位置を記憶して遺伝子発現パターンを保持する 記憶とは違う気もしますが、免疫応答などは筋肉のマッスルメモリーと近いかもしれません。 そう考えると存在していていもおかしくは無い気がしてきましたね。 筋肉が細くなっても太くなる環境は残っているという考え方かな? マッスルメモリーはトレーニングしている人たちの間で実感としてあるから言われていると思いますが、 一度筋肉を太くできた人たちはトレーニングに対する知識や技術があるから再度太くするのが簡単という事かもしれません。 科学的に調べるには 「細胞レベル」で原理を考える必要があります。 マッスルメモリーに対する科学的な根拠についてはたくさん議論がされています。 まずはマッスルメモリーが有ると言われるようになった研究について紹介します。 結果は最大動的筋力と筋肉横断面積 3つの筋繊維タイプ各々 で評価しています。 実験内容 6人の大学生の女性、20週の運動と30-32週の運動なし期間を明けたあと6週の再トレーニングを行った。 7人の女性はコントロールとしてトレーニング経験無しで同じメニューのトレーニングを6週間行う。 さらに両群から4人を選択してさらに7週の運動を行った。 トレーニングメニュー 高負荷レジスタンストレーニング スクワット、レッグプレス、レッグエクステンション 、トレーニング後は10-15分間のストレッチを行う。 詳しくは論文p632を参照 実験結果 20週のトレーニング経験は最大動的筋力や3つ筋繊維タイプ SO,FOG,FG 全ての筋肉が増加しました。 筋繊維割合はFG 速筋 typeIIb の割合が減少しました。 トレーニングなし期間では筋肉横断面積はあまり変化しませんでしたが、最大動的筋力が低下しました トレーニング経験前よりかは低下していない。 再トレーニングによって全ての筋繊維タイプの筋肉横断面積が顕著に増加しました。 TaaffeとR. Marcusによる 高齢男性に対する人組み換え成長ホルモンの効果とマッスルメモリーを調べる研究です。 ちなみに成長ホルモンの投与は筋力や筋合成などには有意な影響を与えなかったようです。 休止期間と再トレーニング期間には成長ホルモンは投与しなかった。 再トレーニングによって、筋力はトレーニング後の値に戻りました。 この結果は老齢の人間でもマッスルメモリーは有効で、再トレーニングによって短期間で筋力が戻ることが示唆されています。 Taaffe, D. , and R. Marcus. 3 1997 : 311-324. このようにいくつかの論文での結果がマッスルメモリーの存在可能性を示唆しています。 マッスルメモリーの論文 神経説 筋肉の肥大や筋力上昇は筋細胞だけでは説明できない部分もあります。 そのうちの一つが「神経説」です。 中枢神経や末梢神経のシナプス形成がマッスルメモリーに関与しているとも言われています。 1986年ロンドン大学のラザフォードらの研究では、 片側の足だけを訓練すると、訓練していないもう片方の足の筋力も増大することを報告しています。 この効果はトレーニングの種類によって変化するらしいです。 著者らはこれが中枢や末梢神経系の訓練によるものだと考え、おそらく足の筋肉の偏りが歩く妨げになるために自然とバランスを取ろうとする力が働いているかもしれないと予想しています。 Rutherford, O. , and D. Jones. 1 1986 : 100-105. また、Adkinsらは筋力や筋肥大に先行して脊髄からの運動神経のシナプス形成が起こっていると報告しています。 運動神経の発達、最適化などがトレーニングによって残り、これがマッスルメモリーの正体である可能性を示唆しています。 神経だけでなく、持久力トレーニングでは筋肉に栄養するために新しい血管が形成されること 血管新生 もマッスルメモリーの正体の一つであると述べられています。 ちなみに論文中では神経を鍛えるには有酸素運動のような持久力トレーニングよりもいわゆる筋トレの方が運動ニューロンの興奮性を上昇させ、新たなシナプス形成を促進させる効果が高いと記述されています。 Adkins, DeAnna L. , et al. 6 2006 : 1776-1782. 筋細胞説と神経説は相反するのではなくどちらも起こっていると考えられています マッスルメモリー ミクロ視点 筋細胞 マッスルメモリーについてよりミクロな部分、筋細胞自体ではどうなっているのか?という研究が最近進められています。 とくに言われているのは「 筋細胞の核の数」です。 この細胞核の数が筋トレ後に休止期間があっても減少しないことがマッスルメモリーの正体ではないかという説があります。 筋細胞の核の数などについては、オスロ大学の細胞生物学者のKristian Gundersen、 J. Bruusgaardが精力的に研究を行っています。 筋肉の細胞核がどうした? まずは筋肉細胞についてですが、筋肉細胞は他の細胞と比べて特殊な点が多いです。 その一つが「 細胞の大きさ」です。 体積で言えば1万倍を超える大きさです。 衛星細胞 サテライト細胞 は筋肉細胞の前駆体である単核の細胞です。 筋肉細胞とは異なって細胞質が小さいのが特徴です。 成熟した筋肉細胞の周辺に存在し、筋繊維と融合することもできるため、筋肥大や傷ついた筋再生に関わっているとされています。 エピジェネティック変化を伴う発見! エピジェネティックとはの塩基配列の変化 遺伝子変異とか を起こさずにタンパク質合成のパターン等を細胞分裂した娘細胞にも遺伝させる仕組みです。 これが成人の骨格筋が肥大した際にその情報をエピジェネティックな形 DNAメチル化 で保存するということが発見されてました。 これは「 筋肥大したときの状態を筋肉が覚える」まさにマッスルメモリー的な現象が起きていることが発見されました。 これはScientific Reportsという論文誌で2018年に発表されています。 ある領域のDNAの低メチル化状態は、筋肉タンパク質合成や増殖、分化に関わる遺伝子を活性化を引き起こすとされていて、これの低メチル化状態がトレーニングによって作られて保存されているということです。 筋肥大後にトレーニングを休止して、筋肉が萎縮しても低メチル化状態は維持され、これがマッスルメモリーとして働くと考えられています。

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マッスルメモリーと筋サテライト細胞ってなに?

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2010年に行われた研究では筋肉細胞と核の関係に関して以下のように発表しています。 トレーニング中止によって筋委縮が起こっても筋細胞核の減少は起こらないという報告があり、さらにその研究では細胞核の数が筋肥大の最大サイズを決めていると予測されています。 参考:オスロ大学細胞生物学者 Kristian Gundersenの論文より つまり筋トレをやめてしまっても筋肉内にある核の数は減らないので、 再び筋トレを再開した時にトレーニングした時の記憶が蘇えらせられて、筋肉量が当時と同等レベルになるように増えるのです。 3か月必要な理由・トレーニング成果が出るまでには3か月必要 ・核が記憶を呼び戻し筋肉細胞に影響を及ぼすまである程度の期間が必要 もちろんトレーニングの頻度や強度、プロテインやサプリメントを使うかどうかにも左右されるところですが、一般的にマッスルメモリーが発動し筋肉が以前のように戻るまで3か月間はトレーニングを続けましょう。 >>> マッスルメモリーの効果 マッスルメモリーには筋トレを中断した数年後に再び筋トレを再開した時に筋肉量が以前と同等レベルにまで復活する以外にも以下のような効果があるということが報告されています。 筋肉は以前よりも肥大する イギリスの3大学の共同研究において、以下のような研究がされ、筋力トレーニング後ある一定期間を空けた後に再びトレーニングを再開した時の筋肉量の変化について発表されています。 実験内容:筋力トレーニングをしたとこのない大学院生被験者8人 平均年齢27.6歳 を対象に、筋肉の生検を行った。 その後、週3回7週間のレジスタンス運動 筋に負荷をかけたトレーニング 、7週間の休養、そして再び週3回7週間のレジスタンス運動を行ってもらい、各機関の終わりに骨密度検査、大腿四頭筋の強度測定、そして遺伝子の変化を測定するための筋肉生き検を実施した。 結果:被験者たちが最初の7週間で得た筋肉は、その後7週間の休養のあいだに実験前の状態に戻ってしまっていた。 興味深いのは休養後に再開された7週間のトレーニングで、被験者たちの筋肉は最初の7週間よりさらに大きく肥大したことである。 参考:イギリスのキール大学、リバプール・ジョン・ムアーズ大学、ノーザンブリア大学、マンチェスター・メトロポリタン大学の共同研究より Namino 学生時代トレーニングをしていた人で会社員になって数年目の人は再びトレーニングをするのには最適なんだぜ! マッスルメモリーを体現した選手 最後にマッスルメモリーを自身の体で体現した方がいるので紹介させていただきます。 ケビンレブローニ選手 ケビンレブローニは1965年7月16日生まれのボディービルダーで、1991年から国際大会に出場し、2003年までボディービルダーとして活躍をしました。 この選手は2003年にボディービルダーを引退し、引退後はトレーニングをせず一般人と同じような体形になってしまいました。 しかし、2016年にオリンピアに復帰するというアナウンスがあった後、たった6か月で国際大会で入賞するまで筋肉を取り戻すことができたのです。 その時の年齢は52歳。 わずか半年のトレーニング期間ではありましたが、元の体型と同程度にまで戻すことができたのもの「マッスルメモリー」によるものでしょう。 【幼少期からボディービルダー期の写真】.

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