前立腺 が ん 生存 率。 がん5年生存率66・1%…前立腺98%、大腸72% : テクノロジー : ニュース : 読売新聞オンライン

がん「10年生存率」57%…前立腺がん、5年生存率は100% : 医療・健康 : 読売新聞オンライン

前立腺 が ん 生存 率

そもそも前立腺とは膀胱の下、尿道の周りを取り囲むようにして存在する臓器で、「前立腺液」という精液に含まれるPSAというたんぱく質を製造する臓器です。 前立腺液は精子に栄養を与え運動を助けて卵子と受精しやすくさせるという働きを担います。 従って前立腺は当然男性だけが所有している臓器で、大きさは直径3㎝程度のクルミ大、重さ20g程度、前立腺液を分泌する分泌腺が内部にあり、内腺と外腺に分けられています。 参照: 前立腺がんはこのうち主に外腺から発生することの多い病気で、前立腺がんと間違われやすい前立腺肥大症は内腺が腫れる病気という違いがあります。 前立腺がんは、他の癌と同じく細胞の異常増殖によって引き起こされる疾患です。 本来前立腺も含め全ての細胞は代謝により常に古いものから新しいものへと作り替えられるのですが、遺伝子の突然変異により作り替えられる際にコピーエラーが起こると、細胞分裂が過剰に起こったり古い細胞がいつまでも残ったりして細胞の塊を形成します。 この細胞の塊が「腫瘍」で、その塊の周囲組織にまで入り込んで無秩序に増殖し、健康な組織を破壊して機能を失わせる悪性の腫瘍が、つまり癌というわけです。 癌の原因となるこの細胞のコピーエラーが起こる理由は未だ正確に解明されていませんが、前立腺がんの場合主にホルモンバランスが関係しているのではないかと言われています。 というのも前立腺の成長や活動には男性ホルモンが関係しているからで、前立腺がんも男性ホルモンの影響を受けて成長することが分かっているからです。 前立腺がんの症状について!初期症状はあるの? 前立腺がんの約70%は前立腺の外腺部に発生するため、 癌がまだ小さな初期の段階では自覚症状もありません。 ただし前立腺の内腺で発生する前立腺肥大症と合併することもあり、また合併症を起こさなくても発生部分が尿道に隣接する部分であることから、前立腺肥大症と似た症状、つまり尿道を圧迫することから起こる様々な症状が現れます。 例えば排尿後もまだ尿が残っているような感じがする残尿感、頻繁に排尿する頻尿、尿が出にくい排尿困難、尿の勢いが弱い尿勢低下、尿が途中で途切れる尿線途絶、睡眠中何度も尿意で目が覚める夜間頻尿、排尿を我慢できない尿意切迫感といった症状です。 癌が更に進行し前立腺を超えて尿道や膀胱、精嚢などにまで広がると、排尿時に痛みが出たり尿漏れ、血尿が見られるようになり、クシャミなどで腹部に力が入っただけで失禁したり、インポテンツ、また精液が赤くなることもあります。 更に進行が進みリンパ腺や骨にまで転移すると、その転移部分に痛みが起こり骨折しやすくなったりリンパ液が滞ることで浮腫んだりします。 尿が完全に出なくなる閉尿、全身の倦怠感、下半身麻痺などに至ると、これは前立腺がんの末期症状となります。 前立腺がんの検査と診断 前立腺がんには初期症状が殆どないため、早期発見のためにも50才を過ぎた頃から定期的に検査を受けることが推奨されています。 前立腺がんの可能性を調べるためにまず最初に行われるのは、血液採取で可能な「 PSA検査」です。 血液中のPSA(前立腺特異抗原)は前立腺から分泌される物質で、前立腺がんになるとこの血中濃度が高くなるため、正常値である4. PSA検査により再検査が必要となれば、直腸診で前立腺に腫瘍があるかどうかを調べます。 肛門から指を挿入すると前立腺に触れることができるため、これでしこりの有無や大きさを確認するというわけです。 ただしこれだけでは良性か悪性かを確実に判断することはできないため、直腸診で腫瘍が確認されたなら次いで生検が行われます。 つまり細い針を挿入して腫瘍の一部を採取し、顕微鏡で調べて判断するわけです。 生検で悪性と判断されたなら、その進行度を診るために画像検査が行われます。 例えばリンパ節や他の臓器に移転していないかどうかはCT検査により調べることができますし、MRIは前立腺のどこに癌ができているのか、その外に広がっていないかを診るのに優れた機械で、これにより治療法を決定することができます。 この病期を定める方法として「A~D分類法」と「 TMN分類法」とがあり、日本ではA~D分類法が用いられることが多いのですが、近年では世界基準に合わせてTMN分類法を使うことが推奨されています。 参照: このTNMとは、「T Tumor =原発腫瘍」、「N Nodes =所属リンパ節」、「M Metastasls =遠隔転移」の頭文字をそれぞれ並べたもので、Tは前立腺で癌がどれくらい広がっているのか、Nはリンパ節に転移しているかどうか、Mは骨や肺、肝臓など前立腺から離れた臓器にまで転移しているかどうかを表しています。 このうちNとMは「転移しているかしていないか」の2択しかないため「N0(リンパ節への転移無し)」か「N1(リンパ節への転移あり)」、「M0(遠隔転移なし)」か「M1(遠隔転移あり)」の各2種類しかないのですが、Tに関しては癌の進行度を4つに分類しているため「T1」~「T4」までがあり、更に細かく「T1」と「T1a」、「T2」と「T2a」・・と分けられています。 ステージ0 0期 と生存率 余命 前立腺がんの検査結果により癌が見つからなかった場合は、「ステージ0」「0期」となり、当然ですが生存率は100%となります。 検査では発見できないほど癌が小さく前立腺組織の5%以下、前立腺肥大症などの検査で偶然発見されたもので、5年生存率は100%です。 直腸診で癌が確認できますが、前立腺内に留まっている状態で、5年生存率は100%です。 癌が前立腺を越えて精嚢や膀胱にまで広がっているもののその先の直腸や骨盤壁などには達していない状態で、5年生存率は100%です。 癌が精嚢、膀胱頸部、直腸や骨盤壁などにまで進行している状態で、遠隔転移やリンパ節転移が見られることもあります。 5年生存率は54%です。 治療法 前立腺がんの治療法としては、手術(外科治療)、化学療法、放射線治療、ホルモン療法などがありますが、これらのうちのどの治療法を取るかは 腫瘍の悪性度や年齢、期待余命、リスク、更には患者自身の治療に対する考え方なども考慮に入れたうえで決定します。 特に前立腺がんの場合早期であれば進行が遅いこともあって生命に影響を及ぼす恐れがないと判断されることもあり、その場合には「 無治療経過観察 PSA監視療法 」と呼ばれる治療を施さず経過観察する方法がとられることもあります。 あるいは手術や放射線治療を希望しない患者には癌の進行を抑える治療も可能で、このように早期であれば治療の選択肢は広がりその負担も軽いものになります。 一方癌が進行していれば治療は必須ですが、移転が見られる場合には完治は難しくなってしまいます。 治療方針を立てるにあたって医師のしっかりとした説明や指導は必要ですが、最も優先されるべきは患者自身の意思です。 従って医師とよく相談し、納得したうえで治療を選択し進めていく必要があるでしょう。 手術 外科療法 外科手術によって前立腺と精嚢を摘出し、膀胱と尿道を吻合する治療法で、病巣を切除してしまおうというがん手術としては最も一般的な方法です。 手術には下腹部を切開する「 恥骨後式前立腺全摘除術」、会陰部を切除する「 会陰式前立腺全摘除術」、腹部に内視鏡の入る穴を開けそれを見ながら操作して摘除する「 腹腔鏡下前立腺全摘除術」、更には下腹部の小さな穴から手術用ロボットを挿入し遠隔操作によって摘除する「 ロボット手術」もあります。 免疫細胞療法 癌の三大治療法とされる手術療法・化学療法・放射線療法に続いて近年注目され始めたのが「 免疫細胞療法」です。 これは患者自身が持つ免疫細胞を専門施設で培養し増殖・活性化させて再び患者の体内に戻すというもので、発見されにくい癌や癌の転移防止、再発防止に有効です。 ただ一言で免疫細胞といっても実際には体内で様々な種類の免疫細胞が連携を取りながら働いていますから、そのうちのどの免疫細胞を利用するかはそれぞれ患者の状態に合わせて慎重に選択しなければなりません。 しかし元々患者本人の細胞から採ったものであるため体への負担が少なく副作用の危険性も殆どないことから、患者のQOLを保ったまま行える治療として高く評価されています。 放射線療法 放射線には細胞内のDNAに直接作用して細胞分裂能力を失わせたり「 アポトーシス」と呼ばれる細胞が自ら死んでいく現象を強めたりする力があるため、これをがん細胞にあてることでがん細胞を縮小させたりその成長を遅らせたりして癌に侵された臓器を温存する方法が、「 放射線療法」です。 局部的な治療法なので体への負担が少ないのがメリットで、高齢者でも施術しやすく、また手術前の補助療法、術後の再発防止など他の治療法と組み合わせて行われることもあります。 放射線療法の方法は主に2種類で、体の外から病巣に放射線を照射する「 外照射療法」と、放射線を出す線源を前立腺内に挿入し内側から放射線を照射する「 小線源療法」とがあります。 陽子線治療 陽子線とは水素の原子核である陽子を加速化した放射線の1種で、 X線とは異なり正常な細胞を傷つけずピンポイントでがん細胞だけに作用するという特徴があります。 陽子線には体内のある深さで放射量が最大になり、それ以上先には影響しないという「ブラッグピーク」と呼ばれる特性があるため、このブラッグピークの深さを調整することでピンポイントで癌細胞にのみ照射することができるのです。 この性質から副作用が少なく体の機能を保ったまま治療が可能であるうえ、痛みも殆どなく、 陽子線治療だけであれば週に3~5日、1日15~30分程度の通院で済み、患者への負担が軽いというメリットがあります。 重粒子線治療 重粒子線も陽子線と同じく放射線の1種ですが、陽子線より更に癌細胞を集中的に治療でき、その 癌細胞殺傷効果は陽子線の2~3倍にもなります。 深部にある癌はX線ではその作用が届かず治療が難しいのですが、重粒子線であればそれも可能で、痛みも殆どありません。 1週間に3~5日ほどの通院で、治療台で担当技師が位置合わせを行う時間が15分程度、照射そのものは2~3分で終了します。 放射線治療としては最も殺傷効果が高いため、照射回数が少なくて済むというのもメリットになります。 副作用も少なく体力的に問題のある高齢者にも治療が可能ですが、陽子線治療と同様広範囲に転移した癌には使用できず、あくまで局所的な治療が対象となります。 再発防止は?免疫力を上げて予防する! 前立腺がんに限らず癌の再発予防に欠かせない要素は「 免疫力」で、この免疫力を高めることにより、がん細胞の増殖を抑える強い体を作ることができます。 免疫力を高める体作りの基本は、やはり食事にあります。 抗酸化作用が強くリンパ球の働きを活性化してくれる ポリフェノールやアリシンなどの植物が持つファイトケミカルを多く含んだ食品がお勧めで、ブドウやブロッコリー、玉ねぎ、ニラ、ニンニクなどがそれにあたります。 特に最近の研究によるとトマトに含まれる リコピンや大豆に含まれる イソフラボンには前立腺がんの発症リスクを下げる働きがあることが明らかになっています。 また白血球はたんぱく質から作られますから、良質なたんぱく質である青魚や大豆を摂ることも勧められています。 ただし免疫力を上げるためには「 癌再発予防に良い食品」だけを摂るのではなく、栄養バランスのとれた食事を心がけることが大切です。 また「 肥満はがんの再発率を高める」と言われている通り、体重コントロールも大切で、適正体重以上にならないよう注意することも再発予防に欠かせません。 早期発見・予防のためのスクリーニング検査「PSA検査」 「検査と診断」の項目でも触れた通り、前立腺がんの可能性を調べる際にまず最初に取られる検査が、「 PSA検査」です。 PSAとは前立腺から精液中に分泌されるたんぱく質で、精液の栄養素となり受精しやすい精液作りに欠かせない物質なのですが、分泌されたPSAのごく一部は血液内にも流れ出ます。 まとめ 男性特有の臓器である前立腺に発生する「前立腺がん」。 そもそも癌の直接的な原因である「細胞内のDNAのコピーエラー」ががなぜ起こるのかについては未だハッキリとしたことは分かっていませんが、その要因となるのは前立腺がんの場合、男性ホルモンバランスの変化と言われています。 前立腺がんは初期症状が殆どないため気付きにくいのですが、早期発見さえできれば5年生存率はほぼ100%と非常に予後の良い癌でもあるため、男性ホルモンのバランスが急激に減少し始める50代からは定期的に検診を受けることが勧められています。 特にスクリーニング検査であるPSA検査は血液の採取のみで可能であり、これを受けておくだけで前立腺がんによる死亡リスクを44%ほど下げることができるとされています。 前立腺がんの治療は癌の三大治療である外科手術・放射線療法・化学療法、および免疫細胞療法、あるいはこれらを組み合わせた方法で行われます。 また治療後も再発を防止するために、免疫力を高める食事や体重コントロールが必要になるでしょう。 免疫力を高めるためには抗酸化力の強い食品や良質なたんぱく質が豊富な食品を摂るのがお勧めですが、単一の食品に偏ることなく栄養バランスのとれた食事をすることが何より大切です。

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ステージ2の前立腺がんの生存率や治療法を紹介していく

前立腺 が ん 生存 率

スポンサーリンク 前立腺がんの生存率はどれくらいなのか? 前立腺がんになってしまった患者さんが一番知りたいことは、「あと自分は何年生きられるか」とか「自分のガンは完治できるか」と言うことではないでしょうか? 「」さんの記事に記載されているデータによると、前立腺がんの各ステージごとの生存率は、以下のようのなっています。 偶発ガン(ステージ1、T1)の5年生存率は約90%、限局ガン(ステージ2、T2)は73%、局所浸潤ガン(ステージ3、T3)は50%、転移ガン(ステージ4、T4)が28%と、 ガンの進行が進めば進むほど生存率も低くなっていく、という事が分かります。 また、参考までにアメリカの「ジョージワシントン大学病院」のデータでも、同じような傾向がみられます。 引用:(英語ページ) 難しい言葉がたくさん出てきましたが、専門用語を分かりやすく解説すると、• 限局ガン・・前立腺の中だけにガンがある状態• 局所浸潤ガン・・ガン細胞が前立腺から染み出てしまい、周辺にガンがばらまかれた状態• 転移ガン・・血液やリンパを通して、前立腺から遠くにある肝臓や胃に転移した状態 と言う意味です。 医師とガンの事で話す時に「 5年生存率」と言う言葉が出てくると思います。 なぜ、5年かと言うと、一般的に治療を行うことでガン細胞を取り除いた後に、5年間再発や転移がなければ完治したと判断できる年数が、5年だからです。 これらの生存率のデータは、「あなたは50%と確率で生き残れる」と言うのを占めているのではなく、 様々な健康状態や性別、年齢の患者さんから取った平均を示したデータです。 なので、これからどのような病院で治療をしていくか、どれだけ楽しく人生を送れるかで、生存率なんていくらでも変わることは覚えておいてください。 芸能人で前立腺がんになった人の結果とは? では、具体的にどのような芸能人の方が前立腺がんになって、その後どうなったのかを調べてみましょう。 間寛平 2010年1月6日に、世界一周マラソンをしている最中に、前立腺がんが発覚しました。 (61歳) 前立腺がんの有効な治療として、「放射線治療」があります。 間さんは放射線治療の中でも「」と呼ばれる、放射線を放出する物質(線源)を前立腺に入れてガン細胞を殺す方法で治療を行いました。 公表はされていませんが、間さんのガンは前立腺の中に留まっていたと想定できるので、 ステージ1~2だと考えられます。 2016年現在でも「再発した」との情報がないので、 間さんの前立腺がんは完治したと考えられますね。 西川きよし 2016年1月17日に発覚。 (69歳) 現在はまだ治療中ですが、早期の段階で前立腺がんは発見したので、完治する可能性は極めて高いと言えます。 データとしての、早期ガン(ステージ1)の生存率は90%程度です。 西川さんは「」を受けるとのこと。 ホルモン治療とは、男性ホルモンを取り除くことで前立腺がんを退治しよう、と言う治療法のこと。 性欲がなくなる、子供が産めない、筋肉・体力が落ちる等のデメリットがありますが、完治を目指すのであれば確率の高い治療法だと言えます。 スポンサーリンク.

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前立腺がんのステージによる生存率は?症状について|泌尿器科|五本木クリニック

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履歴 2020年02月27日 「7.生存率」の参照先を「がん診療連携拠点病院等院内がん登録生存率集計」としました。 2019年07月24日 用語集へのリンクを追加しました。 2018年07月10日 「4.手術(外科治療)」に「(ダヴィンチ)」を追記し、平成30年度診療報酬改定に基づき「5.放射線治療」の内容の更新をしました。 2017年07月28日 「1.病期と治療の選択」の表1前立腺がんの病期分類を掲載しました。 2017年07月26日 「前立腺癌診療ガイドライン 2016年版」より、内容の更新をしました。 4タブ形式に変更しました。 2016年02月12日 「2.治療成績」の5年相対生存率データを更新しました。 2014年11月18日 「1.臨床病期による治療選択」を更新しました。 2014年10月03日 「2.治療成績」の5年相対生存率データを更新しました。 2013年11月08日 内容を更新しました。 タブ形式に変更しました。 2006年10月01日 内容を更新しました。 1996年10月16日 掲載しました。 監視療法では、3~6カ月ごとの直腸診とPSA検査、および1~3年ごとの前立腺生検を行い、病状悪化の兆しがみられた時点で、治療の開始を検討します。 手術などの治療に伴う患者さんの苦痛や生活の質の低下を防ぐためにも、監視療法は広く普及しており、重要視されています。 監視療法ではPSA値を3カ月から6カ月ごとに測定して、その上昇率を確認します。 PSA値が倍になる時間(PSA倍加時間)が2年以上と考えられる場合には経過観察を続けます。 3.フォーカルセラピー( Focal therapy) 外照射療法は、体の外から前立腺に放射線を照射する方法です。 治療範囲をコンピューターで前立腺の形に合わせることで、周囲の臓器(直腸や膀胱)にあたる量を減らす三次元原体照射や、その進化形である強度変調放射線治療(IMRT)が用いられることもあります。 一般的に、1日1回、週5回で7~8週間前後を要します。 また、定位放射線治療と呼ばれるいろいろな方向からターゲットに線量を集中する方法もあり、多くの場合5回程度の短期間で治療します。 このほかに、粒子線を用いた粒子線治療(陽子線、重粒子線)があります。 X線を用いた治療では、体の表面近くで線量が最大になりますが、粒子線治療では、からだの深いところ(がんのあるところ)で線量が最大になるように調節できます。 ただし、施行可能な施設には限りがあります。 外照射療法の主な副作用は、急性期のもの(3カ月以内に生じるもの)とそれ以降に生じる晩期のものに分けられます。 急性期の副作用は、頻尿、排尿・排便時の痛みが一般的です。 晩期の副作用は排便時の出血や血尿などがあります。 副作用の治癒には数年かかることがありますが、頻度は高くなく、重篤なものはまれです。 組織内照射療法は、小さな粒状の容器に放射線を出す物質を密封したもの(放射線源)を前立腺の中に入れて体内から照射する方法です。 がん組織のすぐ近くに放射線源があるため位置がずれにくく、非常に高い線量を照射することができます。 ただし、前立腺肥大症で前立腺を削り取る手術を受けた方はこの治療を行うことはできません。 また、前立腺が大きすぎる場合は、その一部が恥骨の後ろに隠れてしまうため、線源を埋め込むことができない場合があります。 この場合は、治療前に内分泌療法を行い、前立腺を小さくすることがあります。 組織内照射療法で主なものは、永久的に埋め込む方法(密封小線源永久挿入療法[LDR:low dose rate])、一時的に埋め込む方法(高線量率組織内照射法[HDR:high dose rate])です。 密封小線源永久挿入療法は麻酔をかけて、超音波で確認しながら、専用の機械で会陰(陰のうと肛門の間)から前立腺に線源を埋め込みます。 治療は半日で終了しますが、手術後最低一晩は入院が必要です。 埋め込まれた放射性物質は、半年程度で効力を失うため取り出す必要はありません。 体の中に放射線が残っていますが、周囲の人にはほとんど影響はありません。 高線量率組織内照射法は、一時的に前立腺に管状の針を刺し込み、その針に線源を通して放射線の照射を行います。 施設によって異なりますが、数回に分けて治療することが多く、針が刺さっている間は安静が必要になります。 外照射療法では排便に関する副作用が多いのに対して、組織内照射療法の副作用は排尿に関するものが多い特徴があります。 治療後3カ月くらいの間は徐々に排尿困難感や頻尿が進みます。 それから1年程度をかけて、徐々に排尿の副作用は低減していきます。 尿失禁が起こることはまれです。 また、年齢にもよりますが、外照射療法に比べて性機能が維持される割合が高いことが特徴です。 ただし、精液の量は減少します。 分類 薬剤名 投与方法 効能・使用方法など LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)アゴニスト ゴセレリン酢酸塩 (ゾラデックス) リュープロレリン酢酸塩 (リュープリン) 皮下注射 下垂体に働き、アンドロゲンの一種であるテストステロンの産生を低下させます。 1カ月、3カ月あるいは6カ月に一度外来で注射します。 投与初期に一過性のテストステロン値上昇(フレアアップ)が起こることがあります。 抗アンドロゲン剤 クロルマジノン酢酸エステル (プロスタール) 経口 アンドロゲンの働きを抑えるステロイド性抗アンドロゲン剤です。 抗アンドロゲン剤は副腎から分泌されるアンドロゲンの働きも遮断します。 フルタミド、ビカルタミド (オダイン、カソデックス) 経口 アンドロゲンの働きを抑える非ステロイド性抗アンドロゲン剤です。 LH-RH(黄体形成ホルモン放出ホルモン)アゴニストと併用することにより、治療成績の向上が期待できます(CAB療法)。 エンザルタミド (イクスタンジ) 経口 アンドロゲン受容体を阻害する薬です。 去勢抵抗性前立腺がんの治療として、ドセキタキセル水和物での治療が終わったあとに使用して効果が示されています。 副作用には疲労感、食欲不振、脱力感などがありますが、比較的安全性が高いといわれています。 アビラテロン酢酸エステル (ザイティガ) 経口 アンドロゲン合成を阻害する薬です。 LH-RHアンタゴニスト デガレリクス酢酸塩 (ゴナックス) 皮下注射 下垂体に働き、アンドロゲンの一種であるテストステロンの産生を低下させます。 即効性があり、一過性のテストステロン値上昇(フレアアップ)を回避することが特徴的です。 エストロゲン(女性ホルモン) エチニルエストラジオール (プロセキソール) 経口 内分泌療法に抵抗を示す場合に用いることがあります。 2)化学療法 薬剤名 投与方法 効能・使用方法など ドセタキセル水和物 (タキソテール、ワンタキソテール) 静脈注射 副腎皮質ステロイド薬(プレドニゾロン)とともに使用することが推奨されています。 副作用は、貧血、脱毛、食欲不振、だるさなどがあります。 カバジタキセル (ジェブタナ) 静脈注射 ドセキタキセル水和物の治療後に使用することがあります。 副作用には、好中球減少、貧血、下痢などがあり注意が必要です。 エストラムスチンリン酸エステルナトリウム水和物 (エストラサイト) 経口 主に去勢抵抗性前立腺がんの治療に用います。 細胞障害性抗がん剤と抗アンドロゲン剤の2つの作用をあわせもちます。 アビラテロン酢酸エステル、エンザルタミド、カバジタキセルなどの新しい薬が登場してから、使用する機会が減ってきています。 がんの治療成績を示す指標の1つとして、生存率があります。 生存率とは、がんと診断されてからある一定の期間経過した時点で生存している割合のことで、通常はパーセンテージ(%)で示されます。 がんの治療成績を表す指標としては、診断から5年後の数値である5年生存率がよく使われます。 なお、生存率には大きく2つの示し方があります。 1つは「実測生存率」といい、死因に関係なくすべての死亡を計算に含めた生存率です。 他方を「相対生存率」といい、がん以外の死因を除いて、がんのみによる死亡を計算した生存率です。 以下のページに、国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録センターが公表している院内がん登録から算出された生存率を示します。 ここでは、科学的根拠に基づく情報を迅速に提供する目的で、5年生存率より新しいデータで算出をした3年生存率についても情報提供をしています。 担当医とよく話し合いながら、できるだけパートナーとともに心理的な問題を解決していくことが効果的です。 この薬は性的刺激による勃起を促進する働きがありますが、長期内分泌治療後では性欲が低下し薬の効果も低下します。 副作用には頭痛、ほてりなどがありますがいずれも軽度で一過性です。 ニトログリセリンなどを服用している方は内服することができません。 インターネットなどで偽の薬が多く出回っており、大変注意が必要です。 必ず、担当医に相談して使用しましょう。 この器具は多くの場合に有効ですが、満足度にばらつきがあります。 厚生労働省の認可を受けているものとして、VCD式カンキがありますが、保険適用はありません。 (2)射精障害 前立腺がんでは骨、肺、リンパ節への転移が多いとされています。 転移がみられる場合には、内分泌療法や化学療法が実施されます。 骨転移を伴う場合はゾレドロン酸、デノスマブなどの薬を用いて治療する場合があります。 これらの薬は破骨細胞(骨を破壊・吸収する働きをもつ細胞)を抑制することにより、骨転移の進行を抑制する働きがあります。 また、鎮痛剤により痛みを和らげる治療を行います。 痛みが一部の範囲に限られているときには、外照射療法が効果的とされています。 骨折予防のために外照射療法を行う場合もあります。 内分泌治療が効きにくくなった方で、病巣が骨転移のみであれば塩化ラジウム223(ゾーフィゴ)による内用療法を用いることもあります。 この治療は注射で投与されたラジウムが骨転移部位に集積し、そこでアルファ線を放出してがんに効果をもたらします。 2)再発.

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