これまでの加入実績に応じた年金額とは。 ねんきん定期便(年金定期便)ってなに?将来の年金受取額の見方をFPが解説

年金いくらもらえる?「ねんきん定期便」の正しい見方

これまでの加入実績に応じた年金額とは

以下の情報が記載された用紙と、年金加入記録の確認方法などを記載した「見方ガイド」、「ねんきん定期便」の内容にもれや誤りがあった場合に提出する「年金加入記録回答票」と「返信用封筒」を同封した「封書」が届きます。 ・これまでの年金加入期間 ・老齢年金の見込額 ・これまでの保険料納付額 ・これまでの年金加入履歴 ・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況 厚生年金保険の加入履歴がある方 ・これまでの国民年金保険料の納付状況 国民年金の加入履歴がある方 「ねんきん定期便」の見方 次に、「ねんきん定期便」の見方を解説します。 「ねんきん定期便」の見方~おもて面 1 「照会番号」...... 「ねんきん定期便」に記載されている内容について問い合わせるときに必要です。 2 「これまでの年金加入期間」...... これまで、国民年金や厚生年金にどれくらい加入してきたかが記載されています。 たとえば、配偶者の扶養に入っている人は、「第3号被保険者」の欄に加入期間が記載されています。 3 「加入実績に応じた年金額 年額 」...... 年金の見込額が記載されています。 これまでに支払った保険料に基づいて計算したものなので、加入期間が短い方であればあるほど、金額が少なくなります。 今後も、保険料を支払っていけば、受け取る年間の額が増えていきます。 4 「保険料納付額 累計額 」...... 過去に支払った年金保険料の累計が記載されています。 「ねんきん定期便」の見方~おもて面 1 2 の見方は、50歳未満の方と同じです。 3 「老齢年金の種類と見込額」...... 年金の支給開始年齢と予想額が記載されています。 3 -1 65歳以降に受け取る年金の見込額が記載されています。 3 -2 厚生年金保険の支給開始年齢は65歳と法律で定められていますが、特別支給と言って、以下の条件に該当する方のみ、支給開始年齢が早まります。 特別支給に該当する方は、この欄に開始年齢と年金の見込額が記載されています。 ・昭和36年4月1日以前に生まれた 男性。 ・昭和41年4月1日以前に生まれた 女性。 ・老齢基礎年金の受給資格期間(10年)がある。 ・厚生年金保険等に1年以上加入していた。 ・60歳以上。 なお、老齢年金の種類と見込額には、厚生年金基金から支給されている額は含まれていません。 実際に年金が支給されるときは、厚生年金基金分も含めた年金が支給されます。 「ねんきん定期便」の見方~うら面 1 「お客様のアクセスキー」...... ねんきんネットにアクセスするための「アクセスキー」が記載されています。 2 「これまでの保険料納付額」 50歳以上のみ...... これまで支払った年金保険料が記載されています。 3 「ねんきん定期便」の作成日」...... 「ねんきん定期便」を作成した年月日が記載されています。 4 「最近の月別状況」...... 過去1年間の年金の納付状況がわかります。 厚生年金に加入されている方は、標準報酬額も記載されています。 そんな方は、以下の3つだけでも抑えておきましょう。 【加入期間】 加入期間が少ないと、年金の受給資格を失ってしまいます。 「ねんきん定期便」が届いたら、「年金を受け取るために必要な資格期間」を満たしているか必ずチェックしましょう。 満たしていない方は、あと何か月払えば資格を得られるのかチェックしましょう。 ・年金を受け取るために必要な期間...... 合算して10年 ・遺族年金を受け取るために必要な期間...... 合算して25年 ・加給年金や振替加算がつく...... 厚生年金だけで20年 ・長期加入者の特例に該当...... 1種類の厚生年金だけで44年 【支給開始年齢】 前述の通り、「特別支給の老齢厚生年金」に該当する方は、年金の支給開始年齢が65歳よりも前になります。 【年金額】 「思っていたよりも多い!」「いや、少ない」など、一喜一憂しがちな年金額ですが、「ねんきん定期便」が届いたら必ずチェックしたい項目です。 将来、年金をいくらもらえるのか。 見込額がわかるだけでも、助かりますよね。 便利!「ねんきんネット」の使い方 調べものや大切な情報はパソコンで管理している、という方も多いのでは。 そんな方にはの利用がオススメです。 ねんきんネットでは、電子版の「ねんきん定期便」を閲覧できるほか、年金記録や年金見込額、日本年金機構から郵送された各種通知書を確認することができます。 なお、はがきや封書で届く「ねんきん定期便」には、アクセスキーは記載されているものの、基礎年金番号は記載されていません。 これは、アクセスキーが第三者に悪用されるのを防ぐためです(平成28年度「ねんきん定期便」にはアクセスキー記載がなく、基礎年金番号がされています)。 ねんきん定期便が手元にある場合 アクセスキーの有効期限は3ヶ月のため、期限が切れた場合、使うことができません。 そんな場合でもねんきんネットの利用は可能です。 同じように「ご利用登録(アクセスキーをお持ちでない方)」から入り、アクセスキー以外の内容を入力しましょう(基礎年金番号などは必要です)。 入力が完了したら、「ユーザーID」が郵送されてくるので、その情報を入力すればねんきんネットを利用することが可能です(郵送されるまで5営業日程度時間を要します)。 「ねんきん定期便」が届かなかったら? 公務員や学校に勤務している人は共済組合に加入しているため、「ねんきん定期便」は届きませんが、それ以外の方は原則として、必ず届きます。 誕生月に「ねんきん定期便」が届かなかったら、以下の理由を疑ってみましょう。 【住所が変わった】 「ねんきん定期便」は、登録している住所に送付されます。 そのため、引っ越しなどで現住所が変わった人は、住所変更を届け出ましょう。 ・国民年金...... お住まいの市区町村の国民年金窓口で住所変更手続きを行う。 ・厚生年金...... 勤務している会社に確認して、変更の手続きを依頼する。 【海外に住んでいる】 「ねんきん定期便」は日本在住の方が対象となるため、海外に移住している方には届きません。 ただし、日本年金機構のサイトから申し込みをすることで、「ねんきん定期便」が届くようになります。 【上記以外の理由】 「住所が変わったわけでもないし、海外に移住もしていない。 それでも「ねんきん定期便」が届かない」という方は、すぐに日本年金機構へ相談しましょう。 「ねんきん定期便」から老後のプランを考えよう 将来のライフプランを考えるにあたって、どれくらい年金が受給できるかを把握することは欠かせない情報です。 「夫婦でこれくらい受給できるなら、この歳でリタイアしてもいいなあ」 「フルタイムではなく、アルバイトでもやっていけるかな」 などの選択肢が生まれるかもしれません。 ぜひ、「ねんきん定期便」の情報を有効に活用して、老後のライフプランづくりに活かしてください。

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【簡単】ねんきん定期便の見方って?将来の年金見込額が分かる?【保険市場】

これまでの加入実績に応じた年金額とは

まずは、これから増える老齢基礎年金(国民年金部分)を計算します(図表 )。 老齢基礎年金は、20歳から60歳までの40年間、国民年金保険料や厚生年金保険料を納めた人や第3号被保険者(会社員等の扶養に入っている配偶者)は、約78万円/年を65歳から受け取ることができます。 そこで、今から60歳になるまでの年数に、1万9,500円を掛けると、これから増える老齢基礎年金額の目安が出ます(1万9,500円は、納付1年で増える老齢基礎年金の目安額)。 次に、会社員や公務員など、自分で厚生年金保険料を納めている人のこれから増える老齢厚生年金額(厚生年金部分)を計算します(図表 )。 将来、自分が何歳まで厚生年金に加入して働くのかを予想して、退職年齢から今の年齢を差し引き、これからの加入期間を出します。 そして、今から退職時までの年収の平均額を想像します。 例えば、今の年収が400万円、退職時には600万円と予想したら、平均年収は500万円、というように、まずはざっくり想像してみましょう。 正確に分からなくても、試算だからこそ、いろんなパターンで計算できます。 これからの加入期間に平均年収を掛けて、さらに0. 005481を掛けた金額が、これから増える老齢厚生年金額の目安です(0. 005481は、厚生年金を計算する際のルールです)。 最後に、ねんきん定期便の と、今計算した未来の年金額の と を合計します。 この金額が、65歳から受け取る年金額の目安です。 年金は1年間に受け取る金額ですから、これを12カ月で割ると、1カ月の年金目安額が分かります。 老後の生活を想像してみて、年金額で賄えるのならひとまず安心です。 足りない場合は、その差額の30年分(65歳から95歳まで生きるとした場合)が、65歳までに準備したい老後資金になるのです。 年金額が少なかった場合、年金を増やす方法を考えましょう。 その方法は、大きく三つ。 一つ目は、老齢基礎年金が約78万円に満たない人が使える方法です。 つまり、過去に国民年金を納めていない期間があった人、または学生時代に納付を最大10年待ってもらえる学生納付特例を利用したまま後から納めていない人は、60歳を過ぎても、自ら国民年金保険料を納めることで、老齢基礎年金を増やすことができます。 ただし、使えるのは最大65歳までです。 二つ目は、60歳を過ぎても厚生年金に加入して働くこと。 60歳以降に納めた厚生年金保険料も、将来受け取る老齢厚生年金に加算されます。 三つ目は、65歳から年金を受け取らず、先送りする「繰り下げ受給」です。 年金を繰り下げると、1カ月遅らせるごとに年金額が0. 7%増えます。 最大70歳まで遅らせることができるので、70歳から受け取ると、65歳時の年金額の1. 42倍になります。 なお、70歳から受け取る予定だったけれど、例えば、68歳で受け取りたくなったら、二つの方法があります。 一つは、65歳から68歳になるまでの3年間分の年金を一括で受け取り、68歳からは65歳から受け取る年金額のまま受け取る方法。 もう一つは、68歳から36カ月分の1. 252倍に増えた年金額を一生受け取る方法です。 予定が変わったときは、そのときの状況に応じて選ぶことができます。 将来の年金額の目安を今から知ることで、老後の準備を早く具体的に行うことができます。 大切な老後資金の準備と、今しかできない体験の両立を行い、楽しくお金が使える毎日をつくっていきましょう。

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【簡単】ねんきん定期便の見方って?将来の年金見込額が分かる?【保険市場】

これまでの加入実績に応じた年金額とは

まずは、これから増える老齢基礎年金(国民年金部分)を計算します(図表 )。 老齢基礎年金は、20歳から60歳までの40年間、国民年金保険料や厚生年金保険料を納めた人や第3号被保険者(会社員等の扶養に入っている配偶者)は、約78万円/年を65歳から受け取ることができます。 そこで、今から60歳になるまでの年数に、1万9,500円を掛けると、これから増える老齢基礎年金額の目安が出ます(1万9,500円は、納付1年で増える老齢基礎年金の目安額)。 次に、会社員や公務員など、自分で厚生年金保険料を納めている人のこれから増える老齢厚生年金額(厚生年金部分)を計算します(図表 )。 将来、自分が何歳まで厚生年金に加入して働くのかを予想して、退職年齢から今の年齢を差し引き、これからの加入期間を出します。 そして、今から退職時までの年収の平均額を想像します。 例えば、今の年収が400万円、退職時には600万円と予想したら、平均年収は500万円、というように、まずはざっくり想像してみましょう。 正確に分からなくても、試算だからこそ、いろんなパターンで計算できます。 これからの加入期間に平均年収を掛けて、さらに0. 005481を掛けた金額が、これから増える老齢厚生年金額の目安です(0. 005481は、厚生年金を計算する際のルールです)。 最後に、ねんきん定期便の と、今計算した未来の年金額の と を合計します。 この金額が、65歳から受け取る年金額の目安です。 年金は1年間に受け取る金額ですから、これを12カ月で割ると、1カ月の年金目安額が分かります。 老後の生活を想像してみて、年金額で賄えるのならひとまず安心です。 足りない場合は、その差額の30年分(65歳から95歳まで生きるとした場合)が、65歳までに準備したい老後資金になるのです。 年金額が少なかった場合、年金を増やす方法を考えましょう。 その方法は、大きく三つ。 一つ目は、老齢基礎年金が約78万円に満たない人が使える方法です。 つまり、過去に国民年金を納めていない期間があった人、または学生時代に納付を最大10年待ってもらえる学生納付特例を利用したまま後から納めていない人は、60歳を過ぎても、自ら国民年金保険料を納めることで、老齢基礎年金を増やすことができます。 ただし、使えるのは最大65歳までです。 二つ目は、60歳を過ぎても厚生年金に加入して働くこと。 60歳以降に納めた厚生年金保険料も、将来受け取る老齢厚生年金に加算されます。 三つ目は、65歳から年金を受け取らず、先送りする「繰り下げ受給」です。 年金を繰り下げると、1カ月遅らせるごとに年金額が0. 7%増えます。 最大70歳まで遅らせることができるので、70歳から受け取ると、65歳時の年金額の1. 42倍になります。 なお、70歳から受け取る予定だったけれど、例えば、68歳で受け取りたくなったら、二つの方法があります。 一つは、65歳から68歳になるまでの3年間分の年金を一括で受け取り、68歳からは65歳から受け取る年金額のまま受け取る方法。 もう一つは、68歳から36カ月分の1. 252倍に増えた年金額を一生受け取る方法です。 予定が変わったときは、そのときの状況に応じて選ぶことができます。 将来の年金額の目安を今から知ることで、老後の準備を早く具体的に行うことができます。 大切な老後資金の準備と、今しかできない体験の両立を行い、楽しくお金が使える毎日をつくっていきましょう。

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