よう 実 一之瀬 ポイント。 よう実8巻のネタバレ&感想&考察~混合合宿はおもしろ合宿!?~

よう実8巻のネタバレ&感想&考察~混合合宿はおもしろ合宿!?~

よう 実 一之瀬 ポイント

《この記事は以下の人向けです》• 『よう実』が好きな人• 一之瀬帆波の過去を知りたい人 どうもー、シンヤです! 今回のこの記事では、 『【ようこそ実力至上主義の教室へ】一之瀬帆波の隠された過去』について書いていきます。 ライトノベル【ようこそ実力至上主義の教室へ】を読んだ人やテレビアニメを見たひとがこの記事を読んでいることだと思いますが、【よう実】の主要キャラクターたちにはそれぞれなんらかの過去があります。 この記事ではその中でもBクラスの誰もに愛されるリーダー『一之瀬帆波』に焦点を当てていきたいと思います。 一之瀬は初期の段階から高額のポイントを持っていたこともあり、援交かとネット上で騒ぎになったりしていましたが、今回はそんな一之瀬帆波という生徒の過去についてまとめていくので、原作のライトノベルを読んでいる人も内容の復習として読んでみてください。 テレビアニメしか見ていないという人にはネタバレになってしまうので、これから原作のライトノベルを読むつもりの人でネタバレが嫌な人は見るのをお控えください。 それは中学時代の頃。 一之瀬の家庭は母子家庭でお母さんと2つ下の妹との3人暮らしでした。 お母さんはいつも大変そうに働いていて、ある日、お母さんが倒れてしまいます。 その原因は妹の誕生日にありました。 お母さんが仕事で大変そうにしていることを知っていて、今までおねだりなんてしたことがなかった一之瀬の妹ですが、誕生日プレゼントとして初めてお母さんにおねだりをします。 そのおねだりしたものとは、大好きな芸能人が身につけていたものと同じヘアクリップで、流行していたものでした。 ヘアクリップとは言っても、なかなかの値段がするものだったので、一之瀬のお母さんはそのプレゼントを買えるように一生懸命働きました。 その結果、一之瀬のお母さんは頑張って働きすぎで倒れてしまったのです。 唯一願ったものすら買って貰えなかった一之瀬の妹は病院で入院しているお母さんに罵声を浴びせ、お母さんも申し訳なく妹に謝ります。 そんな光景を見た一之瀬は姉としてどうにかしてあげたいと思い、妹が欲しがっていたヘアクリップが売られているデパートに足を運びます。 一之瀬がどうにかしようとしても、ヘアクリップの値段はとても中学生の一之瀬が買える値段ではありません。 そこで一之瀬は悩んだ末、 妹のために妹が欲しがっていたヘアクリップを盗むという選択をしてしまいます。 ヘアクリップを盗み出すことには成功し、それを妹にプレゼントするととても嬉しそうに喜びました。 一之瀬は盗んだことを明かさず、妹にヘアクリップのことは内緒にするように言うのですが、一之瀬の妹は喜びのあまり、入院しているお母さんのお見舞いにそのヘアクリップをつけて行ってしまいます。 妹がつけているヘアクリップを見て、全てを察したお母さんは妹からヘアクリップを取り上げ、盗みを働いた一之瀬をひっぱたいて、本気で怒り、まだ入院していなければいけない体を起こして、一之瀬と共にヘアクリップを売っていたお店に謝罪に行きました。 土下座をしてお店の人に許しを願い、一之瀬は自分のやってしまったことの罪の重さを理解します。 お母さんも妹も誰も得をせず、悲しませるだけの行動をとってしまったことを身に染みて感じたのです。 お店の人たちはヘアクリップを盗んだ一之瀬を警察に突き出すことはしませんでしたが、噂が広がってしまい、 一之瀬は中学3年生のほぼ半年間、部屋に引きこもりきりになってしまいます。 これが一之瀬帆波の過去です。 部屋に引きこもった一之瀬は担任の先生から入学金も授業料も免除、卒業さえすればどこにでも就職できると言われている高度育成高等学校の存在を知り、もう一度だけ頑張ろうと決意し、Bクラスのリーダーである今に至ります。 一之瀬は万引きを働いたという過去を持ちながら、高度育成高等学校ではBクラスという実力に見合っているクラスに配属されていることから、 高度育成高等学校の方には一之瀬が万引きしたことは知られていないのでしょうね。 ですが、原作のライトノベル9巻でAクラスのリーダー坂柳有栖によって、その過去をバラされそうになる出来事が起こってしまいます。 追い詰められた一之瀬は最終的に自分の口から盗みを働いた過去についてクラスメイトたちなどの多くの生徒の前で語るのですが、彼女はその決して消せない罪の過去を乗り越えます。 というのも、一之瀬が過去を乗り越えることが出来たのは、一之瀬が坂柳に追い詰められる前に主人公の 綾小路清隆が一之瀬から信用を得て、過去について話してもらい、先に吐き出させていたからです。 先に吐き出させ、心を折っておくことよって、2度目になるクラスメイトたちの前で 自分の過去を語る時に過去と向き合いやすくして、乗り越えられるようにしていたのです。 このようにして一之瀬はこれまで隠して、逃げてきた自分の罪の過去と向き合うことができ、なおかつ、クラスメイトたちに過去を受け止めてもらったことによりBクラスの団結力がさらに増しました。 この出来事をきっかけに一之瀬は綾小路に好意を抱くようになり、その後の巻からアピールをしだして、恋愛面での【よう実】の面白さが更に増したので今後の展開がさらに楽しみですね。 一之瀬帆波の過去について書かれている巻 一之瀬帆波の過去については原作のライトノベル第9巻で詳しく書かれています。 動画見放題 140,000本! 動画レンタル(ポイント作品) 30,000本! 書籍・漫画・ラノベ 合計520,000冊以上! 雑誌読み放題 70誌以上! 《U-NEXT》ならアニメやドラマ、映画などの動画作品から漫画、ライトノベル、雑誌までラインナップがかなり充実しており、エンタメをひたすらに楽しむことができます。 【ようこそ実力至上主義の教室へ】ならアニメ、原作ライトノベルともに見られます! 《U-NEXT》は、 『ないエンタメがない。 』 を売り文句にしているだけあって本当にない作品がありません。 月額1,990円と他の動画配信サービスよりも少し高めの料金ではありますが、中途半端な作品数しかないサービスに登録するよりもお得だとは思いませんか? 最短1分で登録することが出来るので、以下のボタンから早速エンタメ作品を楽しめます!.

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よう実の一之瀬帆波の正体や実力をネタバレ考察!Bクラスにいる理由は?

よう 実 一之瀬 ポイント

前書きです、というか注意点です 6回目 ・雑、拙い部分はある。 ・キャラの口調に違和感あるかも。 ・本編のネタバレが含みます。 ・時系列は2年生編の1巻の後ぐらいです。 ・タイトルや表紙で分かる通り、修羅場展開でキャラ崩壊してるかもです。 ・一之瀬帆波が壊れています。 ・全部笑って許せる方向け。 それでも良い方はこの先にお進みください。 [newpage] 天沢と保健室で偶然出会って一週間が経った。 その後、天沢から大きな動きは見られず七瀬と宝泉も特に動きはしなかった。 次の特別試験が近いからか、動く余裕もないのかもな、と狙われているオレが他人事のように思ってみる。 あと最近妙だな、と思ったのは一之瀬に避けられるようになった。 一之瀬にメールを返しても、素っ気ない一言のみ。 たまたま学校内で会ったら会釈するのみ、その際も顔は笑顔だが目はまったく笑ってないのだ。 あなたは特に考えていなくても先々のことを見通してしまう。 悔しいけど、宝泉くんとの一件や数学のテストの点数であなたを認めざるを得ないわ」 「随分と素直だな。 いつものおまえなら負け惜しみで何かしら言ってくると思ったが」 「私がそんなにプライドの高い女に見えたかしら?」 いや、よく見えるぞ。 むしろ今までそう思われてたとは思わなかったのか。 それより、生徒会のほうはどうだ。 これで一つ障害がクリアできたな。 仮に南雲の心構えが変わってDクラスの不良品なんて不採用だ、とでも言われればせっかくリスクを背負ってまで本気で堀北を負かした意味がない。 「なあ、一之瀬の様子はどうだった?」 「一之瀬さん?彼女が気になるのかしら?」 「含みのある言い方はやめろよな。 あなたは一之瀬さんの噂が坂柳さんに流された時は、一之瀬さんが潰れることを歓迎すべき事はあっても憂える事じゃないと言ったわよね?なのに、ここにきて彼女の心配するのが少し気になっただけよ」 相変わらず、堀北は細かい事はよく覚えている。 というのも最近の一之瀬は違和感しか感じないからな。 クラスが違うとは言えど、オレたちDクラスは1年の時に一之瀬に須藤の件で助けられたし、何度も情報交換もした。 けれど、彼女の言葉の一つ一つは前に比べて重みがある。 一年前とは凄い違いだ。 あの頃からここまで成長するものか。 堀北は戦力的にも人間的にも強くなった。 あとはもう少し協調性と奇抜な戦略性さえあれば、一之瀬や龍園、坂柳にも負けない人材になるだろう。 「でもいいわ。 恵曰く、佐藤にオレたちの関係がバレたのも女の勘らしいからだ。 そう考えると一之瀬がここ最近の調子が変なのも関係があるのか? あとで神崎か柴田あたりにでも話を聞いてみるか、と思った時だった。 内容をすぐに確認した。 ああ、そういえばあったな。 春休みの時のも兼ねて、いつか一之瀬がお礼をしてくれると。 随分と微妙な時間帯だな。 それに男をその時間帯に上らせるって一之瀬は相当の天然なのか。 仮にこれがオレでなくて山内だったら、間違いなく一之瀬を襲っているだろう。 さっきから堀北と喋ってる間にくる恵の羨ましそうな視線が刺さるが、気にせず一之瀬に返信していく。 『分かった。 行く時にもう一度連絡を入れるぞ』 『うん、待ってる』 とりあえずお礼の件を消化すれば、一之瀬との信頼関係も築きやすくなるな。 最近の彼女は龍園に負けたことが相当響いているのかコンディションが落ちているようにも見える。 この辺でケアを入れて、対南雲用の駒を堀北以外にも一つ増やしておくべきか。 このまま天沢さんに言われた通りにモラルを無視して彼と既成事実を作るか、それとも大人しく身を引いて綾小路くんと軽井沢さんの今後を応援するか。 訴え次第では脅迫罪だし、龍園先輩も宝泉くんも暴力行為は日常茶飯事。 相手を傷つけることも少なくない彼らは暴行罪にあたるよね?」 それを言われて黙ってしまう。 カテゴリー的には彼らのやっている事も立派な犯罪だ。 だが彼らはあくまでバレないように上手く立ち回ってクラスを回している。 私は綾小路くん一人を軽井沢さんから奪う為にこんな真似をしている。 堀北さんにもう一度謝らないとね。 「じゃ、あたしは自分の寮に戻るから!頑張ってね、一之瀬先輩!」 そう言って天沢さんは私の前から去っていった。 帰路に着く途中にまた坂柳さんに絡まれた。 坂柳さんに綾小路くんの事で色んなマウントを取られ、思わず感情に任せて綾小路くんと軽井沢さんの事について色々と言っちゃうところだったよ。 いや、分かる範囲でも彼の事が好きな人は沢山いる。 同じクラスの佐倉さんに佐藤さん。 隣の席の堀北さんも少し怪しい。 それと龍園くんと同じクラスで趣味が同じらしい椎名さんも。 さっき会った坂柳さんは昔から綾小路くんを知っているような口ぶりだった。 みんな、綾小路くんのことが大好きだね。 でも、だからこそ、彼は尚更譲れないの。 ごめんね、軽井沢さん。 もう後戻りなんて出来ないみたい。 こんな醜くて浅ましい私を、どうか、どうか許してください。 [newpage] さすがに汗臭い状態で一之瀬に会うこともできないので一度帰ってからシャワーを浴びた。 八時前に一之瀬に連絡を入れたオレはエレベーターに乗り込んだ。 明日は休みの日の為、夜遊びから帰ってきた女子が乗り込んでくる可能性もあったが、想像以上にスムーズに一之瀬の部屋まで辿り着くことが出来た。 女子に見られると一之瀬と噂されてしまうかもしれない。 それは一之瀬がオレなんかと噂されるのは可哀想だし、ただでさえ一週間前に、お昼をたった一度共にしただけであれだけ注目されてしまったのだ。 夜九時に一之瀬の部屋を訪れた事を他の女子が知れば、あっという間にとんでもない事になってしまうだろう。 恵にバレたら本気でマズイかもしれない。 別に浮気をするつもりじゃないのに、何故か変な緊張感が走った。 あくまで一之瀬とは友達だ。 それはこれからも変わらない。 一之瀬の部屋のインターホンを押す。 しばらくして一之瀬が扉を開けてくれた。 「こんばんは、綾小路くん」 「よう、一之瀬。 女子に見られたらマズイからな、早めに入れてくれないか」 「うん、ごめんね。 ささっ、どうぞ」 「お邪魔します」 一之瀬の格好は前回、クラス内投票の期間中にオレの部屋に訪れた時のモノと一緒だった。 白のニットに灰色のスカート。 彼女のスタイルの良さがそのまま際立っている。 5月にしては暑そうな格好だと思うが、最近の夜は肌寒い。 これぐらい厚着してるのも普通かもな。 いや、やはり一之瀬は美人だな。 「綾小路くん、言った通り夕飯はまだだよね?」 「ああ、一之瀬が作ってくれるんだろう?」 「うん!料理にはそれなりに自信があるんだ!日頃お世話になってるし、ささっ。 座って座って」 一之瀬に言われるがままに座らせられる。 なにか、隠していることがあるような。 「5月とはいえ、まだ全然寒いからねえ」 「それでミネストローネか。 とても美味しそうだ」 出てきたのはミネストローネだった。 いくつかサラダやチキン、ジュースなども出してくれて雑談をしながら食事をしていた。 いや一之瀬のミネストローネは美味い。 この前、恵が部屋で振る舞ってくれたオムライスに勝るとも劣らない。 いや心の中で彼女と女友達の料理の優劣をつけようとするなど、オレ、相当のクズなんじゃないだろうか。 どんなグルメだマジで。 体温まるミネストローネはオレの口を進めて行く。 不思議と何杯でも食べられる味だ。 いやこっちもずっと見られるとなるとどこかむず痒くなるが。 「悪い、少し食べ過ぎた。 トイレに行ってくる」 「うん、じゃあ洗い物してるね」 「何から何まで悪いな」 「いいよ、私がしたくてしてる事なんだし」 一之瀬の好意に甘え、オレはトイレで用と便を足した。 手を洗って戻ると、そこには既に洗い物を済ませている一之瀬がいた。 [newpage] 「一之瀬、今日はわざわざありがとな」 「ううん、むしろ日頃のお礼はこっちの方だよ。 特にお礼をされるような事もしてないぞ」 「まあいいから、いいから。 それより綾小路くん。 ちょっと最近覚えたマッサージがあるんだけど、試してみない?」 「そんなのがあるのか?」 「うん、生徒会でも朝比奈先輩や堀北さんも結構凄いって言うほどのモノだよ!」 「じゃあ少しお願いしようかな」 一之瀬の溢れる笑顔は遠慮する気も失せる。 ここまで彼女一人にやらせるのは逆にどうなのかな、と思う始末だが一之瀬は徹底的にオレをもてなしたいみたいだ。 奉仕精神というのか、とにかく一之瀬はボランティアに溢れていると思う。 ストレッチも兼ねて、色々と一之瀬にマッサージをしてもらう。 結構きてるぞ、一之瀬」 マッサージを始めてしばらくしての事だった。 何やら凄く柔らかい極上の塊が二つも背中を圧迫するのは色んな意味で地獄だ。 「どうしたんだ。 金はとりあえずはある。 プライベートポイントが入る度に半分は櫛田に流さないといけない為、金欠になる時も多々あるが。 進路も別になりたい訳じゃないが、ホワイトルームで指導する未来が待っている。 友達も1年の頃に比べて増えた。 綾小路グループの面々や洋介、みーちゃん、ひより。 もちろん目の前にいる一之瀬もそうだ。 オレを楽しませてくれる相手ともそれなりに出会えた。 龍園、坂柳。 高校生として欲しいモノならあらかたオレは手に入れているだろう。 ストロベリーブロンドの前髪で隠れた顔は美しかったが、どこか悲しそうだった。 オレは背中に張り付いている一之瀬から離れて、彼女に向き直った。 「ねえ、綾小路くん」 なんだ。 どういう答えが一体求められているのか皆目検討もつかない。 というより距離が近くて、相変わらずシトラスの良い匂いがする。 一之瀬と過ごしたこれまでを振り返ってみる。 一之瀬が何よりも大切にしているモノはクラスメイトだ。 だが彼女から聞かれているのは大切なモノではなく、一番欲しいモノ。 つまり、一之瀬自身がまだ手に入れられないモノだった。 頬も心なしか少し赤い。 今までこんな可憐な姿があらゆる男たちを勘違いさせてきたのだろう。 いや、今は一之瀬の美貌について語る時間ではない。 「Aクラスへの切符。 一之瀬の目が期待から一気に失望していくのが感じ取れた。 おいおい待ってくれ、なんでそうなる。 女の慰め方は洋介あたりが上手いか、洋介に今すぐ助けを求めたい。 一之瀬は誰よりもクラスメイトと共にAクラスに上がる事を目的としていたのだ。 一之瀬の行動の意図が掴めなくて、多分オレは今、最高に間抜けな表情をしているだろう。 なんだ?どうなっている? 「私のファーストキス、綾小路くんにあげちゃった」 一之瀬の行動も理解不能だが、これはどう考えてもおかしい。 [newpage] かつて、白い部屋の中で泣き叫びながら、ここでの教育を拒否した子供がいた。 かつて、特異なその施設のカリキュラムに耐えきれずに過呼吸を起こしながらオレの隣で倒れる子供がいた。 気が付けば、教室にいる子供たちの人数は机と椅子と共にどんどん減っていき、最後はオレ一人だけが残った。 最後に見た一之瀬の涙は、彼らとまったく同じで。 前書きです、というか注意点です 6回目 ・雑、拙い部分はある。 ・キャラの口調に違和感あるかも。 ・本編のネタバレが含みます。 ・時系列は2年生編の1巻の後ぐらいです。 ・タイトルや表紙で分かる通り、修羅場展開でキャラ崩壊してるかもです。 ・一之瀬帆波が壊れています。 ・全部笑って許せる方向け。 それでも良い方はこの先にお進みください。 [newpage] 天沢と保健室で偶然出会って一週間が経った。 その後、天沢から大きな動きは見られず七瀬と宝泉も特に動きはしなかった。 次の特別試験が近いからか、動く余裕もないのかもな、と狙われているオレが他人事のように思ってみる。 あと最近妙だな、と思ったのは一之瀬に避けられるようになった。 一之瀬にメールを返しても、素っ気ない一言のみ。 たまたま学校内で会ったら会釈するのみ、その際も顔は笑顔だが目はまったく笑ってないのだ。 あなたは特に考えていなくても先々のことを見通してしまう。 悔しいけど、宝泉くんとの一件や数学のテストの点数であなたを認めざるを得ないわ」 「随分と素直だな。 いつものおまえなら負け惜しみで何かしら言ってくると思ったが」 「私がそんなにプライドの高い女に見えたかしら?」 いや、よく見えるぞ。 むしろ今までそう思われてたとは思わなかったのか。 それより、生徒会のほうはどうだ。 これで一つ障害がクリアできたな。 仮に南雲の心構えが変わってDクラスの不良品なんて不採用だ、とでも言われればせっかくリスクを背負ってまで本気で堀北を負かした意味がない。 「なあ、一之瀬の様子はどうだった?」 「一之瀬さん?彼女が気になるのかしら?」 「含みのある言い方はやめろよな。 あなたは一之瀬さんの噂が坂柳さんに流された時は、一之瀬さんが潰れることを歓迎すべき事はあっても憂える事じゃないと言ったわよね?なのに、ここにきて彼女の心配するのが少し気になっただけよ」 相変わらず、堀北は細かい事はよく覚えている。 というのも最近の一之瀬は違和感しか感じないからな。 クラスが違うとは言えど、オレたちDクラスは1年の時に一之瀬に須藤の件で助けられたし、何度も情報交換もした。 けれど、彼女の言葉の一つ一つは前に比べて重みがある。 一年前とは凄い違いだ。 あの頃からここまで成長するものか。 堀北は戦力的にも人間的にも強くなった。 あとはもう少し協調性と奇抜な戦略性さえあれば、一之瀬や龍園、坂柳にも負けない人材になるだろう。 「でもいいわ。 恵曰く、佐藤にオレたちの関係がバレたのも女の勘らしいからだ。 そう考えると一之瀬がここ最近の調子が変なのも関係があるのか? あとで神崎か柴田あたりにでも話を聞いてみるか、と思った時だった。 内容をすぐに確認した。 ああ、そういえばあったな。 春休みの時のも兼ねて、いつか一之瀬がお礼をしてくれると。 随分と微妙な時間帯だな。 それに男をその時間帯に上らせるって一之瀬は相当の天然なのか。 仮にこれがオレでなくて山内だったら、間違いなく一之瀬を襲っているだろう。 さっきから堀北と喋ってる間にくる恵の羨ましそうな視線が刺さるが、気にせず一之瀬に返信していく。 『分かった。 行く時にもう一度連絡を入れるぞ』 『うん、待ってる』 とりあえずお礼の件を消化すれば、一之瀬との信頼関係も築きやすくなるな。 最近の彼女は龍園に負けたことが相当響いているのかコンディションが落ちているようにも見える。 この辺でケアを入れて、対南雲用の駒を堀北以外にも一つ増やしておくべきか。 このまま天沢さんに言われた通りにモラルを無視して彼と既成事実を作るか、それとも大人しく身を引いて綾小路くんと軽井沢さんの今後を応援するか。 訴え次第では脅迫罪だし、龍園先輩も宝泉くんも暴力行為は日常茶飯事。 相手を傷つけることも少なくない彼らは暴行罪にあたるよね?」 それを言われて黙ってしまう。 カテゴリー的には彼らのやっている事も立派な犯罪だ。 だが彼らはあくまでバレないように上手く立ち回ってクラスを回している。 私は綾小路くん一人を軽井沢さんから奪う為にこんな真似をしている。 堀北さんにもう一度謝らないとね。 「じゃ、あたしは自分の寮に戻るから!頑張ってね、一之瀬先輩!」 そう言って天沢さんは私の前から去っていった。 帰路に着く途中にまた坂柳さんに絡まれた。 坂柳さんに綾小路くんの事で色んなマウントを取られ、思わず感情に任せて綾小路くんと軽井沢さんの事について色々と言っちゃうところだったよ。 いや、分かる範囲でも彼の事が好きな人は沢山いる。 同じクラスの佐倉さんに佐藤さん。 隣の席の堀北さんも少し怪しい。 それと龍園くんと同じクラスで趣味が同じらしい椎名さんも。 さっき会った坂柳さんは昔から綾小路くんを知っているような口ぶりだった。 みんな、綾小路くんのことが大好きだね。 でも、だからこそ、彼は尚更譲れないの。 ごめんね、軽井沢さん。 もう後戻りなんて出来ないみたい。 こんな醜くて浅ましい私を、どうか、どうか許してください。 [newpage] さすがに汗臭い状態で一之瀬に会うこともできないので一度帰ってからシャワーを浴びた。 八時前に一之瀬に連絡を入れたオレはエレベーターに乗り込んだ。 明日は休みの日の為、夜遊びから帰ってきた女子が乗り込んでくる可能性もあったが、想像以上にスムーズに一之瀬の部屋まで辿り着くことが出来た。 女子に見られると一之瀬と噂されてしまうかもしれない。 それは一之瀬がオレなんかと噂されるのは可哀想だし、ただでさえ一週間前に、お昼をたった一度共にしただけであれだけ注目されてしまったのだ。 夜九時に一之瀬の部屋を訪れた事を他の女子が知れば、あっという間にとんでもない事になってしまうだろう。 恵にバレたら本気でマズイかもしれない。 別に浮気をするつもりじゃないのに、何故か変な緊張感が走った。 あくまで一之瀬とは友達だ。 それはこれからも変わらない。 一之瀬の部屋のインターホンを押す。 しばらくして一之瀬が扉を開けてくれた。 「こんばんは、綾小路くん」 「よう、一之瀬。 女子に見られたらマズイからな、早めに入れてくれないか」 「うん、ごめんね。 ささっ、どうぞ」 「お邪魔します」 一之瀬の格好は前回、クラス内投票の期間中にオレの部屋に訪れた時のモノと一緒だった。 白のニットに灰色のスカート。 彼女のスタイルの良さがそのまま際立っている。 5月にしては暑そうな格好だと思うが、最近の夜は肌寒い。 これぐらい厚着してるのも普通かもな。 いや、やはり一之瀬は美人だな。 「綾小路くん、言った通り夕飯はまだだよね?」 「ああ、一之瀬が作ってくれるんだろう?」 「うん!料理にはそれなりに自信があるんだ!日頃お世話になってるし、ささっ。 座って座って」 一之瀬に言われるがままに座らせられる。 なにか、隠していることがあるような。 「5月とはいえ、まだ全然寒いからねえ」 「それでミネストローネか。 とても美味しそうだ」 出てきたのはミネストローネだった。 いくつかサラダやチキン、ジュースなども出してくれて雑談をしながら食事をしていた。 いや一之瀬のミネストローネは美味い。 この前、恵が部屋で振る舞ってくれたオムライスに勝るとも劣らない。 いや心の中で彼女と女友達の料理の優劣をつけようとするなど、オレ、相当のクズなんじゃないだろうか。 どんなグルメだマジで。 体温まるミネストローネはオレの口を進めて行く。 不思議と何杯でも食べられる味だ。 いやこっちもずっと見られるとなるとどこかむず痒くなるが。 「悪い、少し食べ過ぎた。 トイレに行ってくる」 「うん、じゃあ洗い物してるね」 「何から何まで悪いな」 「いいよ、私がしたくてしてる事なんだし」 一之瀬の好意に甘え、オレはトイレで用と便を足した。 手を洗って戻ると、そこには既に洗い物を済ませている一之瀬がいた。 [newpage] 「一之瀬、今日はわざわざありがとな」 「ううん、むしろ日頃のお礼はこっちの方だよ。 特にお礼をされるような事もしてないぞ」 「まあいいから、いいから。 それより綾小路くん。 ちょっと最近覚えたマッサージがあるんだけど、試してみない?」 「そんなのがあるのか?」 「うん、生徒会でも朝比奈先輩や堀北さんも結構凄いって言うほどのモノだよ!」 「じゃあ少しお願いしようかな」 一之瀬の溢れる笑顔は遠慮する気も失せる。 ここまで彼女一人にやらせるのは逆にどうなのかな、と思う始末だが一之瀬は徹底的にオレをもてなしたいみたいだ。 奉仕精神というのか、とにかく一之瀬はボランティアに溢れていると思う。 ストレッチも兼ねて、色々と一之瀬にマッサージをしてもらう。 結構きてるぞ、一之瀬」 マッサージを始めてしばらくしての事だった。 何やら凄く柔らかい極上の塊が二つも背中を圧迫するのは色んな意味で地獄だ。 「どうしたんだ。 金はとりあえずはある。 プライベートポイントが入る度に半分は櫛田に流さないといけない為、金欠になる時も多々あるが。 進路も別になりたい訳じゃないが、ホワイトルームで指導する未来が待っている。 友達も1年の頃に比べて増えた。 綾小路グループの面々や洋介、みーちゃん、ひより。 もちろん目の前にいる一之瀬もそうだ。 オレを楽しませてくれる相手ともそれなりに出会えた。 龍園、坂柳。 高校生として欲しいモノならあらかたオレは手に入れているだろう。 ストロベリーブロンドの前髪で隠れた顔は美しかったが、どこか悲しそうだった。 オレは背中に張り付いている一之瀬から離れて、彼女に向き直った。 「ねえ、綾小路くん」 なんだ。 どういう答えが一体求められているのか皆目検討もつかない。 というより距離が近くて、相変わらずシトラスの良い匂いがする。 一之瀬と過ごしたこれまでを振り返ってみる。 一之瀬が何よりも大切にしているモノはクラスメイトだ。 だが彼女から聞かれているのは大切なモノではなく、一番欲しいモノ。 つまり、一之瀬自身がまだ手に入れられないモノだった。 頬も心なしか少し赤い。 今までこんな可憐な姿があらゆる男たちを勘違いさせてきたのだろう。 いや、今は一之瀬の美貌について語る時間ではない。 「Aクラスへの切符。 一之瀬の目が期待から一気に失望していくのが感じ取れた。 おいおい待ってくれ、なんでそうなる。 女の慰め方は洋介あたりが上手いか、洋介に今すぐ助けを求めたい。 一之瀬は誰よりもクラスメイトと共にAクラスに上がる事を目的としていたのだ。 一之瀬の行動の意図が掴めなくて、多分オレは今、最高に間抜けな表情をしているだろう。 なんだ?どうなっている? 「私のファーストキス、綾小路くんにあげちゃった」 一之瀬の行動も理解不能だが、これはどう考えてもおかしい。 [newpage] かつて、白い部屋の中で泣き叫びながら、ここでの教育を拒否した子供がいた。 かつて、特異なその施設のカリキュラムに耐えきれずに過呼吸を起こしながらオレの隣で倒れる子供がいた。 気が付けば、教室にいる子供たちの人数は机と椅子と共にどんどん減っていき、最後はオレ一人だけが残った。 最後に見た一之瀬の涙は、彼らとまったく同じで。

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【ようこそ実力至上主義の教室へ】一之瀬帆波が所持する大量のポイントはBクラスの積立金?【考察】

よう 実 一之瀬 ポイント

Contents• 最初に 9巻もめっちゃ面白かったですね。 一気に読めました! 今巻ではさらに一ノ瀬を好きになることができたように感じます。 神室には少しガッカリしたけど(笑 この記事は「よう実」9巻の感想(ネタバレあり)なので,9巻を読んでいない人はご留意ください! それでは,感想は登場人物ごとに書いていきまーす。 綾小路が裏で動いていて,最後に何をしていたのか明かされるのが面白かったです。 綾小路が今回の騒動で動いていた目的が,櫛田を退学させるために櫛田が持っている情報の量と質を確かめるためだったことを知ったときは鳥肌が立ちました。 綾小路の恐ろしさを改めて再確認したような気がします。 そして,元生徒会長と綾小路のコンビは良いですよね。 元生徒会長と綾小路が会話するところは綾小路も遠慮がなくて面白いです。 また,バレンタインチョコを6個ももらえるのは羨ましいですねw いつか綾小路ハーレムができそうだな。 軽井沢の綾小路へのバレンタインチョコの渡し方が最高にカワイイですね。 頭にポンって(笑 軽井沢が綾小路へバレンタインチョコを渡す挿絵はスゴいよかったです。 カラーバージョンが見たいですね。 橋本の場面ではなくて,この場面をカラー化してほしかったな(笑 この巻では さらに綾小路と軽井沢のコンビは好きだな~と思いました。 橋本の乱入にも,軽井沢が綾小路の意図をくみ取って対処するのは流石でした。 綾小路が軽井沢を好きではないか?という噂が広まって慌てて綾小路に電話をするやりとりはよきです! その噂を聞いたときの軽井沢の反応がとても気になりますね。 特典SSは綾小路から勉強を教えてもらうところをしてほしかったな。 一之瀬の犯した罪が想像していたモノよりも軽いものでよかったです。 もっとひどい罪を犯したのかなと想像していました。 一之瀬の罪は消えないだろうけど,これから頑張ってほしいです。 櫛田みたいに裏の顔があったりするのかと思ったけど普通に良い子でしたねw Bクラスの皆の前で 自分の罪を宣言するところは格好良かった!! また,最後の一ノ瀬と綾小路の会話での一ノ瀬のうぶな感じが可愛かったです。 一之瀬は恋愛の経験がないのかな。 何回も読み返してニヤニヤしてしまいますw これからスゴいヒロインとしても活躍しそうですね。 最後の一之瀬のイラストは最高でした。 これからさらに活躍が見れそうで嬉しいです。 南雲はやっぱり嫌なキャラですね(笑 南雲の思い通りにならないでよかったです。 綾小路に関心を持ってもらうために一之瀬を落とそうと行動するなんて。 坂柳はこれまでも分かっていたけど,綾小路にとてもスゴイ関心があるようだな。 次の試験で戦うそうでどのような決着を迎えるか楽しみですね。 坂柳の周りには優秀な仲間(橋本,神室)がいるから手強そうですね。 綾小路が負ける姿は想像がつかないけど,どうやって綾小路と戦うのかとても楽しみです。 Dクラスの現状リーダーなので登場回数がさらに増えてきそうですね。 ひよりが綾小路にバレンタインチョコを渡すところをSSでやってほしかった…. ホワイトデーの時にどんな絡みがあるのか楽しみですね。 昔はメインヒロインだったのが信じられませんね。 いつか堀北がヒロインしてくれると面白そうですね。 次巻では,もっと活躍することを望んでいます。 綾小路が意外と話せることに驚いていたのも印象的でした。 堀北兄には,南雲に負けないでほしいです。 次巻で1年生編が完結するのかー。 ということは,次の特別試験は1巻で収まるのかな? 綾小路と坂柳が戦うそうだから,スゴイ楽しみだな。 どんな決着になるのかな。 退学はしなさそうだけど。 10巻の発売日について何も書かれていなかったので不安だけど,来年の2月までには発売してほしいな。 本当に大好きな小説だから,なるべく続いてほしいです! 完結しないのも嫌だけどw それでは,読んでくれてありがとうございました。

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