ノン フィクション ふたり の お母さん。 『ノン・フィクション・布川事件 檻の中の詩』 : タイ人と暮らすラムバーク(やっかい)な日常

ザ・ノンフィクション 2019年6月23日(日)放送 シンデレラになりたくて…2019 ~後編~

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一昨日、図書館に寄ったら、佐野洋の追悼コーナーが目立つ場所にあった。 えー、佐野洋って昔好きだった作家だ、と突然思い出し足を止めてしまった。 ごく若い頃だったし何を覚えているというのでもないが、特に泥をかぶって生きていないその頃の若者にとっては軽くて読みやすいという印象だけは何となくあった。 当っているかは覚えてないけど。 大分借り手がついているのか、そもそもそんなになかったのか知らないけど、冊数はそれほどじゃなかった。 で、その中にあったのがこれで、珍しいなと思って借りた。 1993年発行。 そうか、自分は日本にいない時だからな、色々な事が抜け落ちているわけだ。 布川事件というのも、無罪決定になったというだけで詳細は知らない。 全く知らない。 どんなかなと思って読んでみる気になったのは、冤罪事件に関心があるというのはあるが、最初のページに出てくる詩があまりに良かったから。 結局、ふたりの詩が数多く登場するのだが、それがもう泣けること泣けること。 図書館の本を汚しちゃいけませんから気をつけた。 雑誌に連載していたものだそうだが、この年代でここまでの捏造があることやらちょっとびっくり。 戦後の混乱期じゃあるまいし。 作家の怒りもかなりなものであることが伝わってくるが、さすがに作家は読ませる、当たり前か。 それが仕事だもんな。 小説家ならではといえば、供述調書の作り物っぽい部分を「小説ならこうだ」として小説仕立てで解説するあたりの面白さで、内容に呆れつつこれが自分や身近に起きたらと思いを馳せつつ、権力というのはやろうと思えば何でもできるという日頃の実感を再確認しつつ、ふたりの手紙や詩の素晴らしさに感動。 佐野洋もそれが決め手になって支援する気になったことを明かしている。 もちろんそれだけじゃない無罪確信があったわけだけど、そのあたりの経緯や支援者についての全体像も分かるようになっていて、大変に面白い本だった。 事実関係の検証に力点を置いてない理由は専門家の類書を紹介することで補っていて、一般に分かりやすくしている。 文庫版では再審請求が叶うところを補足しているらしいが、単行本は却下ばかりの段階。 追悼コーナーなのが残念だけど、おかげでいい本に出会ったということになった。

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ザ・ノンフィクション 2019年12月22日(日)放送 父を殺した母へ あれからの日々~無理心中から17年目の旅~

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2019年6月23日 日 放送 あらすじ シンデレラになりたくて…2019 ~後編~ 今回で第4回となる「整形シンデレラオーディション」。 オーディションを通過すれば、手術費は全額無料。 ファイナリストに選ばれれば、来場者3万人を超えるイベント「ガールズアワード」でランウェイを歩くことができ、さらにグランプリには賞金300万円が贈られる、まさに現代のシンデレラストーリーです。 今回の主人公は、これまでのオーディションでは出会うことのなかった意外な経歴を持つ2人の女性。 一人目は、参加者の中で唯一のお母さんである山田麻莉亜(やまだまりあ)さん、22歳。 彼女は、2年前にひき逃げ事故に遭遇。 一命はとりとめたものの、その顔や体には、大きな傷跡が残ってしまいました。 当初は、「傷跡さえ消せれば…」と考えていた彼女ですが、自分の可能性を試したい!と顔の美容整形も決意。 ガールズアワードのランウェイを目指します。 果たして、「カッコいいママ」の姿を夫や息子に見せることが出来るのでしょうか? そして、二人目は、穴久保りお(あなくぼりお)さん、20歳。 趣味のコスプレをキッカケに美容整形を決意した彼女が抱えていたのは、発達障害。 中学生のころから症状がひどくなり、自殺未遂を起こしたことも…仕事も長続きせず、ニート生活を送っていました。 そんな彼女の目的は、「美容整形をキッカケにして、自分の中身を変えるコト」。 夢の舞台である「ガールズアワード」のランウェイを歩けるのは、5人のみ。 彼女たちは夢を叶えることが出来るのか?そして、グランプリの栄冠は誰の頭上に輝くのか?人生の再出発を賭けた、彼女たちの一年間を追いました。

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ザ・ノンフィクション 2019年12月22日(日)放送 父を殺した母へ あれからの日々~無理心中から17年目の旅~

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ガンに侵された母、ダウン症の娘に「いなくなること分かってる? 自分の死を娘にわかって欲しい、でもどう伝えたら良いのか。 もう時間がない。 母は入院し、そして娘から母への答えとは。 D宮井優 ハイクロス — JapanDocs jdocs ザ・ノンフィクション「お母さん、もうすぐいなくなるよ~ダウン症・愛する娘へ~」が放送されました。 今回の主人公の妙さんは、ダウン症を抱えており、小学校低学年の知能との事です。 そして、母親の広美さんは、ガンに侵されており、余命1年を宣告されています。 この親子の姿においかけます。 お母さん、もうすぐいなくなるよ ~ダウン症・愛する娘へ~ そう遠くない未来にやってくるかもしれない自らの「死」を、愛する娘に伝えなくては…。 そう焦る母、広美さん、58歳。 31歳の娘、妙さんはダウン症候群を抱えています。 妙さんは絵を描くのが得意。 ダイナミックで独創的な彼女の絵は、世界でも高い評価を受けています。 しかし、言葉が苦手。 胸の内を言葉で表すことができないのです。 そんな娘に母は、ありったけの愛を注いで育ててきました。 常に娘の未来を想い、できることはすべてやってきたつもりです。 でも、もう時間がない。 14年前に発症したガンは、今、母の体全てを蝕んでいるのです。 「お母さんがいなくなること、あなたはどこまでわかってる?」 母の問いかけに、娘は必死に答えます。 彼女にしかできないやり方で…。 果たして娘は、最愛の母に、何を伝えるのでしょうか? スタッフ 【ディレクター】 宮井優 【構成・プロデューサー】 李玉美 【チーフプロデューサー】 張江泰之 【制作協力】 ハイクロスシネマトグラフィ 【制作著作】 フジテレビ 【エンディング・テーマ曲】 〈曲名〉サンサーラ 〈作曲〉山口卓馬 〈編曲〉YANAGIMAN 〈歌〉宮田悟志 これは母親の終活の物語だった まず感じたことは、この物語は、ダウン症の娘を残して先に逝ってしまう事を受けて、 母の広美さんが娘の妙さんが生きていけるように、という終活だという事です。 それも、ここ数年だけの事ではなく、恐らく広美さんがもう何年、何十年も前から、この日のために準備をしていたのだと思います。 妙さんは、きちんと会社でも働いており、既に勤続14年です。 これは、中々凄い事だと思います。 始めは、きっと大変だったと思いますが、広美さんは自分が居なくなっても、妙さんがきちんと生きていけるように社会性を持たせたかったのだと思います。 親子でも、子供の気持ちは分からない そして、広美さんは妙さんに、自分が死ぬことを伝えようとするのですが、中々うまく話せません。 いつもまじめな話をしていても、娘は理解出来ているのかどうかわからいのです。 これは中々ストレスがたまる事だと思います。 ぼくも、2歳の息子がいますが、まだまだ言葉が出てこないので、うまくコミュニケーションが取れずにもどかしい事があります。 それでも、いつかは話せるようになるだろう、という事を希望に日々の子育てをあたっているわけですが、これが永遠にこのままだといわれると、ちょっと精神的にかなりしんどいと思います。 というか、持たないかもしれません。 そう考えると、広美さんの大変さ、凄さが身に沁みました。 そのままの独特な発想を伸ばしてあげる そして、広美さんが何よりも素晴らしいのは、 妙さんの長所をキチンと伸ばしてあげていることです。 妙さんは絵を描くのが得意で、世界的にも評価をされており、個展も開いています。 これは、広美さんが妙さんの 個性を否定することなく、その独創的な絵を「面白い」と評価したからこそだと思います。 特に小さい頃というのは、少しでも周りと違う事をすると、「うちの子は駄目だ」と思いはちですが、広美さんはきちんと妙さんの才能を伸ばしてあげました。 これは凄い事だと思います。 お母さんの絵をかける?という一言の凄さ 終盤、スタッフは父親の許可の元、妙さんについに聞きます「お母さんがいなくなること、わかってる?」 と問いかけます。 しかし、妙さんの答えは要領を得ません。 そこでスタッフは、さらにたたみかけます「おかあさんの絵を描いてみて」と これが結構すごい一言だったと思います。 言葉で思いを話すことが出来ない妙さん けど、得意な絵なら、なんとか自分の想いを表現できるのでは、と考えたのだと思います。 これは本当に妙さんを長い間取材し、理解しているからこそ出た一言だったと思います。 その後の妙さんの絵に対する解釈は、やや強引な気がしました。 恐らく、やはり妙さんはあまり現実をわかっていないのだと思います。 もちろん、「お母さん体調よくないな」程度は理解していると思いましが、死という事については理解出来ていないのだと思います。 けどそれは、仕方のない事だと思います。 けど、 妙さんは何とかやっていけるのだと信じたいです。 なぜなら、広美さんは妙さんに仕事にいけるようにし、大好きな絵を描けるように環境を整えてあげているからです。 こうした広美さんの想いが、今の妙さんの日々の日常生活に宿っているのだと思います。 おススメ記事.

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